ストライクフォール

ストライクフォール (ガガガ文庫 は 5-1)

ストライクフォール (ガガガ文庫 は 5-1)

 

SF界の俊英、ガガガ文庫に電撃参戦! 近未来、人類は宇宙に進出し、惨禍のはてに戦争をやめた。……いや、正確には、形を変えた。代理戦争として発展した宇宙競技、ストライクフォール。広大な宇宙をフィールドに、敵のリーダーを屠るべく戦うチーム闘技に人々は熱狂した。万能の泥、チル・ウエポンによって作られたストライクシェルに身をつつみ、プレイヤーたちは宙を駆ける。故郷のため、栄誉のため、家族のため、あるいは己が夢のために……。鷹森雄星も、ストライクフォールに魅せられたひとりだ。弟は、トップリーグでのプロデビューが決まった若き天才、鷹森英俊幼なじみの環のやさしさに見守られながらも、雄星は宇宙を目指すが――。「知ってるか、兄貴。宇宙では、あらゆるものが落ちている最中なんだ。――落ち続けるなら、オレはほしいものを手に入れる」なら、翔ぶ。翔んで、宇宙に手を伸ばす。これは、宇宙を「掴む」兄弟の物語。SF界の俊英が放つ新たなライトSFエンタテイメント!

宇宙きますわこれ。という訳でSFエンタメ。

スポ根的な主人公の努力と、巨大ロボットの派手なバトルが爽快な作品。さらに世界観というか設定は結構詳しくその部分も楽しめる。

代理戦争としての競技というからヌルいのかと思えば結構ガッツリしてて良かった。

展開的には王道なんだけども、想定してなかったから結構衝撃を受けた。

兄と弟の対照的で似ているその生き様が良かった。

まあ結構気になる所で終わったから次巻も楽しみ。ロボットSFモノ売れることを祈ってます。

青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

「ふたりはいつから同棲してるの?」こたつを囲んで左に初恋相手の翔子、右におつきあい中の麻衣。クリスマスまで1ヶ月をきったその日、やむなく始まった翔子との同居生活が麻衣にばれ、咲太は人生最大の窮地に立たされていた。そんな中、中学生翔子が病状の悪化で入院していることが発覚する。「おとなになることは、わたしにとっての夢でした」そう語る翔子の運命は―。麻衣と咲太に入った亀裂の行方、そしてついに解き明かされる「大人翔子」と「中学生翔子」の秘密。空と海に囲まれた町で始まる僕らの恋の物語、緊迫のシリーズ第6弾!

 

素晴らしかった。とは言えまあこうなるよねというストーリー展開ではあった。個人的には次巻の展開が非情に楽しみ。

前巻に引き続き泣かせにきてる。

まあこうなるよねというストーリー展開とは言ったが、翔子さんが未来の翔子さんかもしれない。そして心臓移植、提供者の記憶や性格が現れるかもしれないってとこで、これは麻衣さんの心臓を移植されたのでは(名推理 って思ってたの恥ずかしい。

やっぱり咲太はすごいよね。 あっさりとは言わないけど決めちゃうんだもんな、そして行動できるんだから。

理央が本当にいいポジションでいいキャラしてる。好き。

咲太にとっては一番つらい結末だったろうが、次巻が待ち遠しい。

オーバーロード10 謀略の統治者

オーバーロード10 謀略の統治者

オーバーロード10 謀略の統治者

 

孤高なる魔導王の深淵。国王となったアインズは統治する魔導国を理想郷とすることを決意。永遠に繁栄し、数多の種族がアインズに跪く世界。その第一歩として、冒険者組合の強大化と冒険者の育成を目論んだアインズは帝国へと向かう。一方、突如できた魔導国に戸惑う諸国の支配者たちも各々に対抗策を講じていた。不滅の国に君臨する王となるべく行動を開始したアインズの一手が及ぼす影響とはーー。いよいよ新章開幕!

 

予告とは異なってアインズは動くだけで国を一つ落とすということを証明する話。アインズの魔導国が出来てからのアインズそして王国、帝国の動きが今回の内容。

思ったよりあっさりと帝国と王国は落ちるという感じになりそうだな。ジルクニフとラナーという武力以外の部分でアインズに勝てそうな逸材があっさりと。

ラナーに関してはクライムさえいればそれでいいというスタンスだろうけど、ジルクニフは考えすぎで勝手に追い込まれていったな。まあアインズの強さを思い知らされたら判断能力もおかしくなっちゃうわな。アインズはアインズで行動がむちゃくちゃだしw

いや〜やっぱりフールーダ好きだわ。守護者たちとは別方向でアインズに心底心酔してるのがいいよね。

そしてアインズとアインザックの相性が思いのほか良くてびっくりした。というかアインズの部下を一番ちゃんと勤めてるのこいつだろと思うほどw 基本アインズの周りはYESマンだからな。

しかしアルベドが1人で行動してるとなにかしでかすんじゃなかろうかと不安になるな。何かは企んでそうだけど。

さて、次巻はドワーフということで楽しみ。ここからはアインズ様の覇道を楽しめそう。

この恋と、その未来。 ―二年目 秋冬―

――だから未来、お前はただ去るだけで良かったんだ―― 山城との一件で三好を傷つけ、未来の信頼も失ってしまった四郎は、父の誘いで京都を訪れた。そこで三並と西園から、未来とともに結婚式に招待され困惑する。しかし未来から真実を知らされ、以前と変わらず接してくれる和田と梵、そして広美のおかげで徐々に日常を取り戻していく。そんなある日、梵に望まない婚約者のことを相談された四郎は、未来の妙案で仲間達と団結し、彼女を助けるため文化祭で一芝居打つことにするのだが――。

残念。そして何より森橋ビンゴさんが今後ライトノベルを書くことはないということがライトノベル界の損失にほかならない。これが売れないんだもんなぁ、もうどうしようもないよな。

内容は素晴らしかった。

色々あってボロボロの四郎がフラフラと悩みながらも進んでいく。

やっぱり広美さんが良すぎる。あの大人な女性という包容力と無邪気な可愛らしさが共存してるの最強すぎる。

こうなるのは個人的にはめちゃくちゃ好みですごく良かったけど、ここからどうなっていくのか非情に気になるというところでの打ち切り。

6巻分はどこかで発表したいということだし期待して待っています。願うことならそれが商業でありますように。

ようこそ実力至上主義の教室へ (4)

夏休みを利用した特別試験前半戦――無人島サバイバルは無事終了。舞台は豪華客船でのグループ戦に移る。後半戦の試験内容は打って変わって、思考力が試される頭脳戦。A~Dクラスの全ての学生を干支になぞらえた12のグループに分け、各グループごとに一人だけ存在する『優待者』を見つけるというもの。クラス対抗という考え方を破壊する試験に驚愕する生徒たちだったが、葛城、龍園といった各クラスの実力者達は試験の狙いを見極め、暗躍を開始する。一方、清隆は同じグループに入ったクラスメイト軽井沢恵の持つ異質さに気づき――!?「私は―――寄生虫。ひとりで生きることの出来ない、弱い生き物」清算できない過去との決別! 学園黙示録第4弾!?

 

特別試験後半戦ということで新たな頭脳戦。

今回はクラス混合でグループに分けられそこで1人の優遇者を見つけ出すゲーム。

今回は何と言っても軽井沢。人に寄生することしか出来ない彼女は個人的には大好き。綾小路が脅してるシーンとかすごく良かった。

綾小路が本格的に動き出してDクラスの要である平田と軽井沢の協力を得たことでこれから本格化するであろう他クラスとの争いも盛り上がりそうで楽しみ。

しかし堀北はそこまで飛び抜けた能力というわけでもないのに、他人を下に見過ぎな気がするな。足元すくわれて噛ませになり過ぎではw

平田と軽井沢の過去が明らかになったがまだまだ謎なキャラも多いしこれからどう明かされていくのか期待。

実際綾小路がどこまで能力があるのかイマイチ分からないんだよな。まだ全力は出してなさそうだが、綾小路の全力が見れる時が来るのが楽しみ。