晦日の夢でラノベを読む

ライトノベルの感想をだらだら書いていきます。

その白さえ嘘だとしても

その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)

その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)

 

クリスマスが近づく階段島で、ネット通販が使えなくなるという事件が起きる。犯人を探す由宇。後輩女子のためにバイオリンの弦を探す佐々岡。階段島の七不思議に巻き込まれる水谷。ヒーローは立ち止まらない。

 

まあ美しい作品。この人の文章は本当に好き。

大きな事件を軸に様々な事件問題が起き、それぞれをそれぞれが追っていく。

七草のスペックの高さは半端ない。ここまでコントロールするとは。

由宇の真っ直ぐさがいや程分かる。確かにこれは美しい。七草がそのままでいて欲しいと願うのも分かる。この純粋さは愛おしい。

そして比較されるのが水谷。彼女は他人で自分を決める。それに尽きる。バランスを取り思いやり望まれるままに動く。極端だが、誰しもこういう事があるからこそ由宇の存在が輝いて見える。

ヒーローとは諦められないもの。そしてヒーローにハッピーエンドは来ない。スッと入ってきた。

魔女の正体が一応は明らかになる。まだ秘密はありそうではあるが、これを知って七草は何をしようとしているのか。

堀はホントいい。いい娘だなと。

次巻も楽しみ。