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晦日の夢でラノベを読む

ライトノベルの感想をだらだら書いていきます。

虐殺器官〔新版〕

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション。

 

 

人はテロを虐殺を戦争を止めることが出来ないのか。

管理体制がいくら整ってもテロはなくならず、内戦や虐殺は止まらない。

 

「心臓や腸や腎臓がそうあるべき形に造られているというのに、心がそのコードから特権的に自由であることなどありえないのだよ

 

人に備えられた虐殺器官。虐殺を引き起こす文法。

増えすぎた人は虐殺で減らされ、内戦によってテロから解放される。 

人間とは一体何なのだろう。

しかしこの増えすぎた人類を考えると虐殺で間引きってのも笑えないな。

血に彩られ破滅的な最後は良かった。