これを読んどけ2015年新作ライトノベル10選

晦日も晦日、大晦日です。晦日の夢でラノベを読むなんて名前でやってる以上この日に何かしなければ嘘でしょってことで、2015年に出た新作でオススメの10作品を紹介したいと思います。

これを読んどけなどど銘打っていますが、あくまで好みで選んでますので偏っています。

既シリーズについては年が明けてからやりたいと思います。

今年は新作に多くてを出したということもあるかもしれませんが、かなり良い作品が多くて選ぶのに手間取りました。それだけどれも粒ぞろいとなっていますので是非読んでみて下さい。

 

既シリーズも一緒にどうぞ 

kaimu0409.hatenablog.com

 

それではランキング形式で10位から。

 

 

 

10位 天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)

天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)

天空監獄の魔術画廊 (角川スニーカー文庫)

 

監獄脱出魔術バトル。

既刊全てにおいてエロさと魔術バトルの面白さが両立されている。

エロに関しては監獄ならではというかなかなかレベルが高いプレイをしていて良い。

魔術が絵画に封印されているという設定が上手く作用してバトルも面白い。主人公が割りと頭脳派で交渉なんかも面白い。

 

天空監獄の魔術画廊 - 晦日の夢でラノベを読む

天空監獄の魔術画廊 (2) - 晦日の夢でラノベを読む

天空監獄の魔術画廊 (3) - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

9位 断末のミレニヲン (角川スニーカー文庫)

ファンタジー世界でのパニックホラー。

個人的には2巻を評価したい。そして続刊を出して欲しい……。

世界観が世界観なだけに周りの状況が分からない絶望感が素晴らしい。

割りと俗っぽいというか十文字さんらしい主人公の成長にも注目。

 

断末のミレニヲン (1) 君を連れてあの楽園まで - 晦日の夢でラノベを読む

断末のミレニヲン (2) いつか還らざる者たちへ - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

8位 たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。 (MF文庫J)

複雑な多角関係ラブコメ

これだけ複雑にして面白くならないわけがないんだよな。

主人公の性格も一度寿命1週間だと宣告され死を覚悟しているだけあって真っ直ぐで好感を持てる。

それぞれの設定もいいしこれから非常に楽しみになってくる作品。続刊はしっかり出ますよね?

 

たまらん! メチャクチャな青春ラブコメに巻き込まれたけど、生まれてきてよかった。 - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

7位 東京侵域:クローズドエデン (角川スニーカー文庫)

助けたい人のために怪物がはびこるエリアに挑むボーイミーツガール。

禁止されたエリアへの侵入という心くすぐられる状況に、立ちはだかる絶望的な敵とのバトルと面白い。

エリア内の戦闘はRPGのようでワクワクした。

組織も絡んできていて面白くなってきているので続刊も出ると信じてます。

 

東京侵域:クローズドエデン 01.Enemy of Mankind (上) - 晦日の夢でラノベを読む

東京侵域:クローズドエデン 02.Enemy of Mankind (下) - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

6位 りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

りゅうおうのおしごと! (GA文庫)

 

圧巻の将棋もの。

小学生を弟子にした若き竜王の師匠としてそして竜王としての戦い。

主人公の竜王としてのレベルが高い戦いと、弟子の成長両方が楽しめる。

将棋という動きの少ない勝負でここまで熱い物語が出てくるとは。

勝負の熱さと普段の賑やかさの幅の広さも良かった。

 

りゅうおうのおしごと! - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

5位 さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫) 

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)

さびしがりやのロリフェラトゥ (ガガガ文庫)

 

多視点、多主観から描かれる一つの物語。

視点が変わればここまで見えてくる世界が違うのかという作品。

人間誰しも自分は正常だと思いたいものだ。

小説という媒体の良さがふんだんに出ていた。

 

さびしがりやのロリフェラトゥ - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

4位 いつか世界を救うために -クオリディア・コード- (富士見ファンタジア文庫)

プロジェクトクオリディアの神奈川編。

ボーイストーキングガールということで、主人公が暗殺するために真剣にストーキングをする物語。

ストーキングラノベとしてもかなりレベルが高いが、もちろん異能バトルとしても本格的で非常に面白い。

まだまだ謎も多く、これから他のプロジェクト内との繋がりも出てくるだろうし非常に楽しみな作品かつ、プロジェクト。

 

いつか世界を救うために -クオリディア・コード- - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

3位 ラン・オーバー (講談社ラノベ文庫)

ラン・オーバー (講談社ラノベ文庫)

ラン・オーバー (講談社ラノベ文庫)

 

まずはこれを新人賞で出した講談社ラノベ文庫に拍手。

いじめの復讐という感じだが、主人公自体はいじめられていた側ではなく傍観者だった少年。

脅し脅され、狂気にまみれる。

このヒロイン相当頭がおかしいが、作者がこういう女の子可愛いっていうのは分かる。

個人的にはそうでもなかったが聞くと結構やばめの描写がダメだという人もいたので注意は必要。

 

ラン・オーバー - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

2位 愚者のジャンクション (角川スニーカー文庫)

2巻構成で、2つのサイドから1つの事件を追う。

1巻では謎が多く残り、それを2巻でそれらを明らかにしていく。

復讐とは悪いことなのか考えさせられる。

作中に出てくる人間の悪党率が高すぎて悪党だらけ。そんな中でも悪党の格というのも見えてきて面白い。

非常に後味の悪い結末もらしくて本当に好き。

この作者はやはりこの方向性でいって欲しいのだがなかなか売り上げ的に厳しいようで悲しい。

こういう作品がもっと売れることを祈っています。

 

愚者のジャンクション-side friendship- - 晦日の夢でラノベを読む

愚者のジャンクション -side evil- - 晦日の夢でラノベを読む 

 

1位 いでおろーぐ! (電撃文庫)

いでおろーぐ! (電撃文庫)
 

新人賞作品の反恋愛いちゃいちゃラブコメ

反恋愛主義青年同盟部として恋愛撲滅の活動をしながら、なんやかんやでいちゃいちゃするという物語。

恋愛を否定する者同士を突飛ながら上手くラブコメさせていた。

領家の可愛さがすごい。反恋愛活動しているからこそのこの禁じられた恋感。

恋愛撲滅の演説も結構本格的だったりと、反恋愛の活動もちゃんとしている。

反恋愛の他の部員も個性的で非常に魅力的。

 

いでおろーぐ! - 晦日の夢でラノベを読む

いでおろーぐ! (2) - 晦日の夢でラノベを読む

いでおろーぐ! (3) - 晦日の夢でラノベを読む

 

 

以上です。

実に素晴らしい作品ばかりです。

さて、来年も素晴らしい新作に出会えることを願っています。

みなさん良いお年を〜。

 

初夢でラノベを読める事を祈って。