グランクレスト戦記 (4) 漆黒の公女

グランクレスト戦記 (4) 漆黒の公女 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 水野良,深遊
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/富士見書房
- 発売日: 2015/01/20
- メディア: 文庫
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幻想詩連合は大工房同盟に和平を申し込むことになる。同盟の盟主マリーネは、その間に同盟をまとめてアルトゥークに攻め入る準備をしていた。
激動! まさに激動。一気に勢力図が変わった。
更にはテオとシルーカの関係にも変化が。この二人可愛いな。なんか見ていてほっこりする。テオの泰然構えながらも余裕が無いとことか、シルーカの初々しさが堪らない。
とはいえ今回はテオたちは蚊帳の外で、ヴィラールとマリーネの決戦だった。ヴィラールを慕う者達の生き様が良かった。
マリーネは完全に闇堕ちし武力で大陸の統一を目指す。これは面白い展開。ミルザーの本格参戦もワクワクさせられる。
今後のアレクシスの動きも気になるところながら、テオも独立勢力になることを決意し面白くなってきた。
次巻はテオが独立勢力の盟主として認められるため、かねてよりの目標である故郷システィナに向かう。次巻はがっつりテオシルーカ回かな。楽しみ。
相変わらず月日はかなり早く進んでいく。まあ戦記モノだから当然っちゃ当然なんだけど。この作品不満があるとすれば、登場人物がすごく多くて壮大な物語なのに話しの進みが早すぎて、キャラに焦点が当たりきらないところだろうか、魅力的なキャラ多いんだけどな…。