晦日の夢でラノベを読む

ライトノベルの感想をだらだら書いていきます。

愚者のジャンクション-side friendship-

「そうか。つまりきみはそんなやつなんだな」夏休み明け、超進学校の壁に書かれた“エーミール”からの復讐声明。その後ひとりの女生徒が犠牲になるが、彼女の死は学校に一切影響を与えなかった。選ばれし6人の特進生とそれ以外の生徒、それぞれが『役割』をこなし日常を守る一方で、飼育部の『名探偵』十文字は惨殺された後輩のため、犯人=エーミールの正体を探っていく。本当の悪党を知るとき彼は―これは、復讐者の物語である。

 

復讐は悪いことなのか。復讐はしてはいけないのか。これは復讐者の物語である。

丘ルトコンビが送る問題作ということで、相変わらずなかなかぶっ飛んだ内容で素晴らしい。耳目口司さんが好きだといえる物語を書いたそうですし、期待通りいや、期待以上の面白さだった。

人が死んでも日常は変わらない。そんな状況を受け死んだ後輩と同じ飼育部だった名探偵十文字は犯人を探るために動き出す。復讐の話でもありつつ飼育部の友情の話でもあったのか。まあ青春友情物語というにはちょっとあれな気もしたがw

怪しい人間が結構いる中なかなか真相が見えてこない。どんどん追い詰められる十文字はついに過激な復讐へと突き進む。

LINKというSNSも使いつつ喋らない佐藤というキャラが上手く描かれていた。いや喋らないという設定があそこで活きてくるとは。

みんなキャラは個性豊かだが、個人的には赤坂がかなり好きだった。

最後の真相というか正体はかなり意外だった。黒幕説は少し考えていたけどそこでつながってくるとは予想してなかった。

まだまだ謎は多いし、何がどうなってたのか分からない。次巻で全て明らかになるのか楽しみ。

 

「殺さなければ何をしてもいいと思うから、俺たちがやらなきゃいけないんだ」

とか

「その言葉を盾に、お前らが笑って、俺たちが泣いてるんだろうが!!」
という十文字の台詞めちゃくちゃ好き。
復讐は無意味なんて綺麗事は大嫌いだ!